ビジョ

ナリーカンパニーを読み終えた。今さらながら。日本語で。非常に読みやすくマーカーも引きまくってザクッと。

・基本理念
・進歩への意欲
・大胆な目標
・熱狂的な文化
・一貫性
・組織継続性

あたりは本書にもあったけど企業を作るという大仰な話じゃなくてミニマムなチーム、グループでも活かせるし、自分ごととして読めた気がする。以下はマーカー引いたところたち。
・時を告げる(=自分がそこで何かを為す人になる)のではなく、時計を作る(仕組み、器を作る人になる)
・誠実に努力した結果の過ちに寛容になる
・猛烈に働き、生産性を高める。
・絶えず改善し、絶対に満足しない
・性別、人種、階級に関係なく、能力に応じて機会を与える。
・猛烈に働き、不断の改善を進める
・不断の自己改善を進める。
・誠実で公正であれ。
・人はある考え方を公言するようになると、それまではそうした考えをもっていなくてもその考え方に従って行動する傾向が強くなる
・変化はそれ自体が不可欠な要素がである。しかし、それだけでは限界がある。そう、若返りとは変化である。別のやり方が求められる。積極的にやり方を変え、やり直す。しかし、効果が実証されてきた基本も大切にする。
・進歩への意欲があれば今がどれだけ順調でも決して満足しない。
・ANDの考え方
・理念だけでなく、それを維持し進歩を促す具体的な仕組みをつくる
・社運をかけて大胆な目標=BHAGの考え方
・BHAGが有益なのは、それが達成されていない間だけ
・BHAGを達成したあとはその達成感から堤体するリスクも伴う
・BHAG以外にも進歩を促す方法を持っておくべき
・カルトのような文化は合う人には合うが合わない人にはとことん合わない
・進化による進歩
・何かに偶然ぶつかることがあるが、ぶつかるのは、動いているから
・誤りは必ずあることを認める
・不安感を作り出して絶えず進歩する仕組みも有り
・基本理念は作り上げることも設定することもできない。見つけ出すしかない。内側を見つめることによって見つけ出す。基本理念は本物でなければならない。模造することも理屈で作りあげることもできない。
・時計をつくることは組織のどのレベルでもできる。
・どんな指導者もいずれ死ぬ
・共通の信念を持ち、共通の大目標に向かう人たちとの関係を持っていきたいという人間の欲求は変わっていない。従業員は業務上の自主性を要求しながら、同時に、自分たちの関係している組織が何かの目的を持って前進するよう求めている
・エベレスト登頂を目指す登山家の中には遭難する人もいるが、リスクを覚悟してエベレストに登ろうとする登山家だけが、実際に頂上に立てる


ここまで。一部略したり意訳してたりするが、組織に属しながら小さいながらも小さい組織を取りまとめる身として学ぶことはとても多かった。最後のエベレストの話、日本だとバッターボックスに立たない者はホームランを打てないとか、宝くじに当たるのは宝くじを買った者だけ、とか。身近によくある言葉ではあるけど本当にその通り。
各々信念があってやる/やらないは個人の自由だけど、やってもいなくてやってる人を揶揄する必要はないし、今はまだあれかもだけどいつか身を結んだときには外野は関係なくなってるものだとも思う。
別に企業だけの話、仕事の話だけでなく友達やパートナー、隣人や家族、もしかしたらすれ違うだけの人との関係にも、そして個人にも当てはまる話をなんだと感じたわけです。
基本理念、熱狂的な文化、大きな目標、一貫性。個人でもそういうのしっかり持ってるのはすごくカッコいいと思うし、そういう人の話は面白い。
でも、確かにいつか一個人の力というのは限界もあるから組織として取り組み、自分がいなくなっても絶えず価値を残すってのはそれはそれは大きなことだということを知った。
きっとまた読み返すでしょう。